僕がつくりたいのは、メジャーなビールかクラフトビールか。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

先日、クラフトビールを飲みに茅ケ崎まで行ってきました。

クラフトビールの専門店に行ったのは初めて。
そこには見たことも聞いたこともないビールがたくさんあって、カウンター越しにサーバーがずらりと並ぶその光景は圧巻でした。
また行きたいなぁ。

最近ではコンビニなんかでも売ってるクラフトビール。
よなよなエールとか、水曜日のネコとか、銀河高原ビールとか。
普通のビールとは一味違っていて、好きでよく飲んでいます。

クラフトビールというのは、ビールの味を言ってるわけじゃない。
「小規模」で作られているとか、「独立して」作られているとか。そんな作られ方が違うビールの総称みたいです。
だから「クラフトビールが好き」というのはおかしな話なんですよね。本当は、クラフトビールの中にいろんな種類がある。

でも確かに、そこにはメジャーなものとは違う一定の何かがある。
そして、やっぱりクラフトビールが好きなのです。

なんだか、中高生の頃に「インディーズ音楽が好き」と言っていたのに似てる。
メジャーにはない、自由さだったり、独創性があるもの。
万人に受けるために作られたものではないという、そこに魅力があるのかもしれません。

音楽でも、ビールでも、あとデザインや建築なんかもそう。
多くの世界にはメジャーとインディーがある。

僕は元々、メジャーと言われる側のデザインには興味がなかったんです。
それでもメジャーのことを知らずに「インディーがいい」というのは、それもなんか違うと思ったんですよね。
だからまずはメジャー側のことを知ろうと、リクルートという会社でメディアをつくることにしたのでした。

メジャー側に来て、次の春から10年目。
これまでとこれからを見つめ直しながら、いまいちどやりたいことをたしかめよう。

僕がつくりたいのは、メジャーなビールかクラフトビールか。
そんなことを、考えるのでした。

ウチヤマ ケンイチ