いろんな人が集まって、それがバランスしている状態っておもしろい。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

いろんな人が集まって、それがバランスしている状態っておもしろい。

子どもの頃、いろんな形をしたおもちゃを無造作におもちゃ箱に放り込んだとき。
おもちゃ箱の中では、様々なおもちゃが思いもしない向きで重なって、絶妙なバランスで留まってた。
隙間もあるし、無駄も多いんだけれど、一応は箱に収まっている状態。

それみたいに人が集まると、各々がその状況に反応しながら、集団はひとまずのバランスをとる。
話すのが好きな人同士が集まれば会話が始まるし、苦手なもの同士が集まればただ静かに一緒にいるだけになる。

おもちゃ箱の中と同じように、それが良い状態のこともあれば、悪い状態のこともある。
それでもお互いに何かしら作用しあって、ひとまずはあるバランスで落ち着く。

34年の間にいろんな人の集まりを見てきました。
仕事の組織にしても、友だち同士の集まりにしても。

特に仕事での集まりはおもしろいなと、最近思うんです。
仕事の集まりが友だちと大きく違うのは、チームとして目標があること。
あくまでも個人としての人格を持ちつつ、チーム全体で1つの人格になっていること。
そして、集まった人たちは別に気が合うから集まったとは限らないこと。

そんな状況下だからこそ、そこには友だちの集まり以上に各々の積極的な働きかけが生まれる。

僕は組織論を学んだわけではないし、むしろチームプレイは苦手でした。
それでも、もうかれこれ10年近くいろいろな集まりの中で仕事をしていて、ようやくそこに興味が出てきた。

ひとりのカリスマが目立つ集団も、チーム全体で強い集団も。
そのどちらも結局はその後ろに人の集まりが存在する。本当に1人でなにかを成し遂げるているということはそうそうあり得ない。

34歳になって気付くのは、ちょっと遅いかな。
いまさらですが組織論とかチームビルディングを学びたいと、ふと思う今日この頃です。

ウチヤマ ケンイチ