「それっぽく書くスキル」が上がった。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

毎日ブログを書いて、丸4年。

毎日書いていると、だんだん書くことがなくなってくるんです。
それでいつしかテーマを絞りだすうようになっていた。おそらくここ2、3年のこと。

それでもずっと書き続ける。すると変化が起きたんです。
次第に、書くことがなくてもそれなりに書けるようになってきたんです。
おそらく「それっぽく書くスキル」が上がったのかなと。

自分が心から書きたいこととか、伝えたいこと。
そういうものがなくたって、なんとなくそれっぽく書けてしまう。
それは、テクニックとしては便利ですが、なんだか無意味にも思える。

昔は、まず最初に「これを書こう」が先にあったんですよね。
喜びにしても、楽しみにしても、不満にしても。

それが次第に薄れてきて、内容を決めるまでに時間がかかるようになった。
そしていつしか、とりあえず書き始めさえすれば、あとは自然と手が動くようになってた。

これって、やっぱり良くないこと。
書くことはあくまで伝えるための手段で、主役は伝えたいことや考えていることにある。当たり前ですけど。

たとえ、書くことが苦手だったり表現が乏しくても、本心から語る言葉の方が人には伝わる。
子どもが書いた作文とか、短冊に書かれた願いごととか、あと親への手紙とか。
そういうものは伝える価値があるから、文書としてはおぼつかなくても、不思議とすごく伝わってくる。

別に今も書いていることが嘘というわけでもない。でも感情のレベルが落ち着いてきてるのはたしかなこと。
そろそろ、違う段階に入らないと続ける意味も薄れてきたなと。

いま一度、人に伝えたいことで溢れさせたい。
なんなら怒りの感情でもいい。

経験することを変えるか、それとも感じ方を変えるか。

きっと年齢的にも安定してしまう年頃だと思うんです。
多少荒っぽくてもこれまでの経験を破壊したいなと、そんなことを考えるのでした。

ウチヤマ ケンイチ