でも良かった、4月が年度の始まりに選ばれて。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今日から4月ですか。新年度が始まりましたね。
学校や職場には新しい仲間が増え、まさに新生活のスタートって感じです。

そういえば年の始まりは1月なのに、なぜ学校や会社の始まりは4月なのか。
どうやら、それには諸説あるみたい。

昔、その年に採れたお米が現金化されて、税金を納めるタイミングとして都合が良かったのが4月であるとか。
子どもを学校に入れるのに、暖かくなる春が好まれたとか。
理由が曖昧な分、実は年度の始まりを試行錯誤してた時代もあるそうです。7月であったり、10月であったり。

でも良かった、4月が年度の始まりに選ばれて。
春って、何かのスタートをきるのにほんとぴったりだと思うんです。

税金の話とかそんなむつかしい話もあったんだろうけど、実は四季のある日本では4月が新たなスタートとして単純にぴったりだったんだろうなって。
動植物が芽吹く季節。それって人が後から決めた制度なんか関係なくて、自然のなりゆきというか、新しいスタートそのもの。

最近では世界標準に合わせて、会社の会計なんかを1月始まりにしている企業が多いみたい。
もちろん理屈では分かるけれど、日本には四季があって、春がある。だから、やっぱり年度の始まりは4月がいいなぁ。

そうそう。春は新しいスタートと共に別れの季節でもある。
僕の周りでも、昨日で職場を離れるという人たちがたくさんいらっしゃいました。
そして、その人たちは今日から次のスタートをきる。

4月の別れがただ悲しいだけじゃなく、どこか愛おしい気持ちになるのは、きっと次の出会いや喜びがセットだからなんじゃないかと思うのです。
そして、そういう前向きさに、春という季節も一役買っていると思うんです。

今日から僕は社会人10年目に入ります。
なんだか、社会人になるのが嫌でずっと学生をやっていたいと思っていた頃がもう遠い昔のように思えるよ。

ウチヤマ ケンイチ