映画ば娯楽であり、自分の人生を見つめ直すための参考書でもあるのだ。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

昨日はいつもの週末と同じように、ずっと家でのんびりしてた。
けれどなんだか、いろんな街や場所に行った気分。

映画を3本観たんです。
まず、クマのぬいぐるみに命が吹き込まれて好き勝手に人生を謳歌し始める映画。
次に、小学生の仲間たちが家出をしてタイムマシンで人間が誕生する以前の、7万年前の日本に行く映画。
最後に、おおかみの血が流れるふたりの子どもを女手ひとつで育てる映画。

映画って、ただ画面の前にいるだけで自分を全く違う世界に連れて行ってくれる。
いまさらながら魔法みたいだなって思います。

昔、娯楽が少なかった時代。田舎町の子どもがスクリーンの中に別世界を見て映画に夢中になった。
なんて話をたまに聞くけれど、別世界に連れて行ってもらえるのは、様々なことをしってるはずの現代の大人だって同じこと。

映画を観れば、他人の人生や考え方をなぞることができる。
それは楽しくもあり、同時にいろいろと考えさせられるから、ただ観ているだけでも結構な冒険なんです。
身体はここにあったとしても、心と頭の中がどこかに行けば、なんだかそれは自分が経験しているのと同じこと。

本当はたくさんの映画を見たいとは思ってるんです。けれど、新しい映画を見るのはどこか腰が引けてしまうところがある。
それは、新たな視点が人生に入ってくることが、必ずしも生きやすくなることではないから。
昨日見た映画も以前に見たことのある映画ばかりでした。

映画にしても、小説にしても、漫画にしても。
誰かの人生をなぞることは現代においてはすぐにでもできるし、自分の人生を見直す機会もいくらでもある。
でもそれをどこまでやれるのかは、自分の意思とキャパシティによる。

ひさしぶりに映画を見たから、これをきっかけに観たことのない映画を観てみようと思います。
映画ば娯楽であり、自分の人生を見つめ直すための参考書でもあるのだ。

ウチヤマ ケンイチ