知識や選択肢を増やすこと。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

当たり前の話だけれど、時間は一方向に流れてて、過去にも未来にも行くことはできない。
流れる方向も同じで、スピードも一緒。だから、誰かと年齢が逆転することはないし、昔の誰かに会うこともできない。

今の自分が関わることができるのは、今この地球にいる60億人。
同世代の仲間はもう増えることはないし、先輩は減っていく一方です。

インターネットがコミュニケーションの幅を広げてくれたといっても、身体ひとつ、頭ひとつで関われるは人数は限られてる。
本を通じて昔の人と対話をしたり、思い出を通じて過去の人たちと一緒に過ごせば、同じ時代を生きる人たちでも関われる人数はさらに限られる。
地球が誕生してからの46億年の中で、100年ずれていたらその人には出会えないのに、同じ時代を生きていても実は同じこと。

たとえば、同窓会や結婚式に行った時の話。
人が多ければ、いろんな人と話をしたくても会場にいるほとんどの人とは話せない。
目の前にいるのに。それくらいに人と関わるキャパシティーというのは、考えるよりも少ないんだと思う。

なぜか自分の周りに存在してくれてる人や、機会や、物。
そういう縁を大切にして、その関係を深めることにこそ価値はあると思う。
掴む手の大きさは変わらないからこそ、掴んだあとの時間の使い方や過ごし方にこそ、価値があるんだろうな。

人との出会いにしても、仕事のチャンスにしても、住む場所にしても。
無限に広がっているかのようなどこかの世界に網を振り回し続けることは、実はスタートしていないことなのかもしれない。
なんだか知識や選択肢を増やすことが、人との付き合いも、チャンスの掴み方も、ややこしくさせている気がするのでした。

そういえば昨日からまた喉が痛いです。
扁桃腺炎はクセになりやすいと聞くし、はやく体調を万全にしたいなぁ。
ゴールデンウィーク中で治しちゃおう。

ウチヤマ ケンイチ