平等とか不平等なんてもの。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

夏に飼ってた4匹のカブトムシ。
たくさんの子どもたちを残してくれて、おかげで来年の夏の楽しみが増えました。
そして親となった4匹は夏が終わっていくと共に、みんな土にかえっていきました。

でも実はまだ1匹健在なんです。
今日も元気にバナナを食べていて、同じような飼育環境でもいろんな個体がいるんだなって。

1年しか生きないカブトムシにとっては、この差は大きい。それを不平等と呼ぶのか、運命と呼ぶのか。どうなんでしょうね。

人間も若くして亡くなる人もいれば、ずっと長生きする人もいる。金持ちに生まれる人もいれば、そうでない人もいる。
そもそもこの世に生まれた時点でラッキーだとも言えるし、逆に生まれきたからこそ悲しいことや苦しいこともある。
誰と誰が平等であるべきで、どういう不平等がいけないことなんだろう。

そもそも平等とか不平等なんてものは存在しないような、そんな気もするのです。
その一瞬や一場面を切り取れば、誰かに対して平等に振舞ったり不平等に扱ったり、そいういうことは起こる。

ただ平等とか不平等というものは人がそう解釈して初めて生まれるものなんだろうなって。
どんなに人より恵まれていなくても、きっとありのままのその状態が絶対的に「不平等」ってことはありえない。

僕もこれまで不平等だと思うことは何度もありましたが、きっとそれは僕がそう決めてただけのことなのさ。

ウチヤマ ケンイチ