最寄りのバス停を降りたところに駄菓子屋さんがあったんです。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

子どもの頃、よく近所の駄菓子屋さんに通っていました。

母親とすこし離れたスーパーまで夕食の買い物に出かけた帰り道。
最寄りのバス停を降りたところに駄菓子屋さんがあったんです。

老夫婦がやっている駄菓子屋さん。今思えばとても古い建物でした。
土間のようなスペースに駄菓子が並び、たしか今川焼きを焼くスペースもあったような。いかにも昔ながらの駄菓子屋さんでした。
ただ僕が大きくなった頃には、もうそのお店はなくなっていました。

家の近所には、他にも何軒か駄菓子屋さんがありました。
クジが引ける店に、プラモデルを売ってる店、あとパンや雑貨を扱う商店なんかも。
学年が上がるにつれて通う店も変わり、そして気づけばどの店にも行かなくなってた。

なんだかすごく懐かしい。いまさらもう一度あの頃に通った駄菓子屋さんに行ってみたい。
もうどのお店もないけれど。

今でもコンビニで駄菓子を見ると、つい買ってしまうんです。
いまこうやってこの文章を書いている時も、実は蒲焼さん太郎を食べながらだったり。

駄菓子って頭に「駄」という文字が付いているすごく庶民的で、子どもが食べるもの。
でも僕は食べ物にしてもお店にしても、いまだにそういう方が安心するし、好きなんですよね。

ある程度の年齢になれば、本当は”いいモノ”のこともわかった方がいいでしょうが。
それでもやっぱり駄菓子の方が好きなのです。

ウチヤマ ケンイチ