その人なりの楽しさと努力。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

子どもたちを見てると、のんきなもんだなって思うのです。
いつも楽しそうだし、悩みもなさそうだし、遊んでばかりだし。

しかも自分ではほとんどのことができないから、大人が助けてあげることになる。
ごはんを食べればこぼしてしまうし、遊んだおもちゃの片付けすらうまくできない。実にのんきなものだなと。

こないだ食事をしているとき、なんだか急に思い立って僕は左手でごはんを食べはじめました。
以前、両利きになりたいと左手を使ってた時期があったんです。

久しぶりの左手ではなかなかうまく食べられなくて、しばらく頑張ってみたのですが結局右手に持ち替えてしまいました。
大人の僕は片付けのことを考えたのでこぼすことはなかったけれど、その不自由さはまるで子どもと変わらなくて、食事をするだけなのにイライラしたのでした。

考えてみれば小さな子どもって、まだまだ多くのことがうまくできない。
はやくごはんを食べたくてもうまく口に運べなかったり、おもちゃを片付けたくても上手に箱に入れられなかったり。

そんな不自由で慣れない暮らしの中で一生懸命に頑張っていて、それなのにあんなにのびのびと楽しそうに生きてる。
なんだかそう思ったとき、子どもっていうのは偉いんだな、と思ったんです。

人ってそれぞれに、その人なりの楽しさと努力があるんだよな。
2歳と5歳の姪たちからそんなことを学んだのでした。

ウチヤマ ケンイチ