壊れるまで活躍してくれること。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

部屋の片づけが進んだおかげで、もうずっと出番のなかった物たちが活躍してくれてます。

古いタブレットはスピーカーとネットにつながれて、仕事場のジュークボックスになりました。
アプリがおすすめするプレイリストを流せば、まだ聴いたことのない音楽に出逢えて楽しい。

コードが見つからず部屋の隅にあった加湿器も、コードが見つかれば部屋を潤して風邪を予防してくれる。頼もしい用心棒になりました。
箱の中でインクが固まってしまってた万年筆で物を書くことは、今では毎日の楽しみです。

置きっぱなしになってる物たちも、一度は自分が必要だと思ったはず。
きちんと役割を与えてあげれば生活がぐっと楽しくなって、新しく物を買うのとは違った満足感があるのです。

そういえば僕は物を捨てないんです。
中学生の頃に着ていた服もまだクローゼットに入っているし、高校生の頃、学校帰りに買ったズボンは今でも現役です。
仕事場のデスクの横に飾ってあるフィギュアは、たぶん小学生の時に買ったもらったやつ。たまにポーズを変えて遊んでます。

そんな風にしばらく出番がなかった物が何年も経ってからまた活躍してくれることがよくあるから、なかなか物が捨てられない。
おかげで家には物が溢れていますが、でもそれでいいと思ってます。

壊れるまで活躍してくれること。
物が古くたって、愛着の湧く暮らしは僕もうれしいのです。

ウチヤマ ケンイチ