競合との関係。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

大抵の商売には自分たちの他にも同じようなことをしている競合が存在します。サービスにしても、メーカーにしても、飲食店にしても。
僕がこれまで携わってきたサービスにも、必ずといっていいほどライバルがいました。

今の僕の仕事にも競合はいます。
インハウスのデザイナーに、制作会社に、フリーのデザイナー。もう数えきれないほどです。

そして長らく仕事をしていると、そんなライバルが逆に仲間になるときがあるんです。
転職をしたり、競合同士の企業やサービスが合併したり、あと個人的に知り合いになったり。

そうするとなにかと気を遣うことになる。
僕はフリーランスとして同時に複数の企業を担当しているので、ともすると競合になりうる企業を同時に担当しかねないんです。
そんなときどちらの陣営につくのか、もしくはどちらにもつかないのか、はたまたどちらにもついてしまうのか。

企業秘密を漏らしたりすることは明確な違反ですが、そうではない微妙なラインが多いんですよね。
自分の言葉で語っていても、それはこれまでの経験が言葉になっているから、なんとなく何かが伝わってしまいそうになる。
とはいえ、これだけ人材もサービスも流動的になってる現代で、競合と全く関係を絶つというのはそれはそれでむつかしいわけです。

現代というのは、個人のポリシーというかモラルがものすごく問われる環境だと思うのでした。

ウチヤマ ケンイチ