業務システムをデザインするときの目的。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

仕事で業務システムのデザインをしていると、思うことがあるんです。

業務システムというのは、人材を管理したり、お店の商品を管理するシステムのこと。
共通するのは、業務に関することを効率的に進めるために存在してるということ。

毎日使うものだから、少しでも使いやすいデザインにするとすごく喜んでもらえるんです。
それはそのシステムを使う本人もそうだし、業務効率が上がったということで経営層からも喜ばれる。

で、そんな業務システムですが、最近じゃ技術の進化によって自動化しつつあるんです。
ビジネスはスピードが求められる。そうすれば他社に勝てるし、その上、人件費も削減できる。
だから業務システムって最終的には使いやすくすることよりも、機械に任せちゃったほうが目的に沿っているんです。
ただ、そうやって人間の仕事を機械に渡すことって、ときに必要なのかと思うときもある。

短期的には、担当者は仕事が楽になるし、経営層は人件費を圧縮できる。
でもその先に、空いた時間でなにをして削減した予算でなにをするのかと。それがうまくいかないなら、ただ人と機械が競合して消耗するだけなんですよね。

全ての仕事を機械に任せて人間は一年中余暇を楽しむ。それってきっとうまくいかない。
人は誰かに貢献したい生き物だと思うんです。

僕はなにを目指して業務システムをデザインしよう。ちゃんと考えないとな。

ウチヤマ ケンイチ