セミたちもちゃんとどこかで雨宿りしてたみたいです。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

外では今日も元気なセミの声。
昨日の夜、もうすべてが流していってしまいそうなほどの大雨だったのですが、セミたちもちゃんとどこかで雨宿りしてたみたいです。
他にもいつもテラスに遊びに来るすずめや町を歩く野良ねこ。みんな大雨のときはどうしてるんでしょうね。

人間にとっての異常気象はきっと鳥や昆虫にとってもきっと異常気象で、それでも雨が止めばまたいつも通りの暮らしを始めてる。
そこにはかわいさと同時に、普段は気づかないたくましさも感じるのです。

生き物を飼うと、なかなか飼いきれずに死んでしまうことがあります。きちんと世話をしていてもダメなときがある。
でもそんな生き物たちも人の手が離れたところではちゃんと暮らしていて、人が「面倒をみる」ということはむしろ彼らの生活を妨害することもあるだろうなと思うのです。

そしてそれは人と人との関係にも言えるのかもしれない。親子にしても家族にしても、先輩後輩や友だちにしても。

相手の行動を気にかけて、手を貸したり、口を出したりすること。
それは思いやりの気持ちでもあるんだけれど、実は本人が任せたようがよいことだってある。

大雨が降った時、人間がセミたちを屋根のあるケースに避難させなくとも彼らは今日も元気に鳴いています。

思いやる気持ちだけじゃない、見守る強さ。
その前提には相手のことをよく理解する必要があると思うのでした。

ウチヤマ ケンイチ