直感とか、好みで選ぶこと。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

僕が使っているSIGMAのdp2 Quattroというカメラは、とても個性的な形をしています。
そのカメラを選んだのは、そんな見た目に惹かれたというのが一番の理由。画質とか、描画力とか、そういうところではありませんでした。

カメラというのは写真を撮るためのもの。
だから理屈でいえば性能こそがなにより大切な気もしますが、心から欲しいと思う瞬間って理屈じゃなかったりする。

実際のところ、そのカメラはその画質も高く評価されていたんです。
僕も購入するときには、あくまでも見た目が先行していたものの、見た目だけじゃなくきちんと性能面も良いことを確認して決めました。
自分を納得させるために、あとから材料を集めたというほうが正しいかもしれません。

なんだかこのプロセスって、仮説思考の考え方に似ていると思うんです。
直感で、エイっと答えを決めて、それをあとから裏付けていくプロセス。

見た目で選んだはずのカメラも、たぶんその時点で見た目以外の部分も感じとっていた気がするのです。
「これがいいな」と思ったその背景に、なんとなく性能とかそんなことまですべてひっくるめて、それで「これが欲しい」と感じる。

理屈を並べて総合的に判断するより、直感とか、好みで選ぶことは結構正しい。
人にはそんな第六感みたいなものがあって、それを五感を通して納得しているんだと思うのでした。

ウチヤマ ケンイチ