平成30年1月22日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

最近、巣箱をつくってます。
テラスによく来る鳥たちが住んでくれないかなって。

年末に実家に帰った時、引き出物が入ってたという木箱があったんです。
ちょうどいい大きさだったので、それに穴を開けて金具を取り付け、巣箱にすることにしました。

使ってる道具は彫刻刀とかヤスリとか。
たしか小学生の時に授業で使うために学校で販売してたやつです。

様々なことの基礎を子どもの頃に一通り経験すること。
それは人の可能性をすごく広げてくれるなと最近思うんです。

よく学校の授業なんて社会に出てから役に立たない、なんて話を耳にします。
でもそれも、人それぞれ捉え方次第だと思うんですよね。

国語を学んだおかげで本が読めるし、仕事で売り上げを計算するときは算数が役に立ってる。
今回の巣箱作りだって図画工作で彫刻刀やヤスリの使い方を学んだからできる。ウクレレの練習も音楽の授業と繋がってるなぁ。

僕がデザイナーという仕事を選んだのも、そんなふうに一通りのことを経験した中で、その中から自分にあったものを選んだんだと思うんです。
たしかに多くのことは、自分が選んだ仕事の中では役に立たなくなるのかもしれないけれど、それらがあったから今の仕事を選べたんだとも思う。

そして仕事の役には立たなかったことも、今はこうして趣味の役に立ってます。
日本の学校というのは素晴らしいと、今になって思うのでした。

ウチヤマ ケンイチ