平成30年1月23日に考えたこと
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
今朝は雪かきの音で目が覚めました。
サクッ。ザクッーッ。
そんなひさしぶりの音が聞こえてきて、寝ぼけたままに、そうか昨日は雪だったんだと思い出しました。
カーテンを開けたら寒い中、一人で家の前の雪かきをしているおじさんがいました。
雪は夜のうちに止んだようで空は晴れ渡り、昨日はたくさんあった足跡ももう雪と一緒に消えつつあります。
雪に残った足跡って、普段は目に見えない誰かがそこを通ったという気配を感じさせてくれる。
そんな足跡も僕が駅に向かった頃にはもうすっかり無くなっていたのは、それは太陽の力もあるのでしょうが、きっとそれぞれの家が雪かきをしてくれたんでしょう。
道はすっかり乾いていて、町というのはみんなで運営してるんだなと、ほっこりしたんです。
そんなの中にも、ちらほらと雪が残っている場所がありました。
それは陽の当たらない場所とか、空き家の前とか、あとご高齢の方が住んでいる家の前なんかもそう。
そんなことって普段は考えもしない。雪って、見えないものを見えるようにしてくれるんだなぁ。
目には見えてなくても、近くで起こっていることって世の中にはたくさんある。
雪が降らなくても、そういうことに気付けるようになりたいな。
デザイナーには、きっとそういうことが必要なんですよね。
目には見えないけれど起こっていることに気付いて、それを見えるようにすることが。
ウチヤマ ケンイチ