平成30年3月13日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今日、仕事場のいつもの窓を開けると、見慣れた風景の中に見覚えのない赤い塔が建っていました。

あんな塔あったかなと、半年前に撮った同じ方角の写真を見返してみる。
やっぱりそこに塔はない。どうやら僕が気づかないうちに建てられたみたいです。

遠くにあるとは言え、その塔は結構な高さで、なぜつくってる最中に気づかなかったんだろう。
一晩で一気に作られたのか、それともつくってる最中に僕が窓を開けなかったのか。

なんだか都市伝説のような不思議なことで、朝から楽しかったのでした。

大人になると不思議なことって全然起こらない。
大抵のことはもう知ってることで、新しい発見もない。

小さな頃は毎日が新しい発見ばかりだった気がします。

子ども時代が楽しいのは、学校があったことも、働かなくてよかったこともそうだけれど、まだ自分の知らないことがたくさんあったことが大きいと思うんです。つまりは不思議なことの連続だった。

それがひとつひとつ経験して、その仕組みを知って、不思議なことがなくなっていく。
しまいには、まだ経験をしたことないことですら、それなりに想像ができてしまって、なんとも思わなくなる。

でもほんとのほんとは、大人にとってもこの世界は知らないことだらけなんだよな。
それをちゃんと不思議だと思える心を持てるかどうか。

とりあえず今度、塔の下まで行ってみよう。なんだか楽しいな。

ウチヤマ ケンイチ