平成30年3月16日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

先日、「お客様の声に耳を傾けるべきか」という、そんなテーマの記事が話題になっていました。

日本企業の多くはユーザーの意見を聞かずに自社の商品力とか技術力とか、そういうもので商品を作っているから海外製品に勝てないんだと言われていたのがひと昔前の話。
それからしばらくはユーザーの声に耳を傾けるべきだと言われるようになったのですが、それがまた一周してユーザーの意見ばかり聞いていてはダメだと、そういう話になってるようです。

でもこれって別にイチかゼロかという話ではないから、僕としては相手の要望は聞くことは大切だと思っています。
その上で、聞いた要望を叶えると本当に相手は喜ぶのか、自分のサービスやプロダクトを選んでくれるのかと、そこをきちんと繋ぐ必要があるという話なんじゃないかなって。
ただの御用聞きになってしまうと、それは結局ユーザーからも評価されなくなるだろうと思うのです。

ちなみに要望を取り入れるか以前に、相手の話を聞いてあげるということ。それ自体にまず価値があると思ってます。
要望を聞いてもらった側にも、それだけで心境に変化が出ると思うんですよね。これって商品企画に限らず、個人的な人間関係でも同じだよなぁ。

人って自分の意見も聞いてもらいたいもの。
相手を考えを受け止めた上で、その後どうするかは自分の意思も含めて決める。それが大事だと思うのです。

ウチヤマ ケンイチ