平成30年6月27日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

しょっちゅう食べてる、よく行くコンビニのフライドチキン。
それが最近新しくなりました。

店頭ののぼりには「さらにおいしくなりました」的なことが書かれてる。
でもいざ食べたら個人的には以前の方がよくて、もう前の味じゃなくなっちゃったんだなぁと、なんともさみしい気持ちになりました。

そういえば、これまでも「さらにおいしくなりました」とリニューアルされたものは、たいてい元の方が好みだった。
カップヌードルも発泡スチロールの容器だった頃の方が好きだったし、ラ王は生麺だった最初のバージョンが一番よかった。

では実際に味が落ちてしまったのかというと、そうとも限らないのかもしれません。

たぶん、最初に食べた味をずっと覚えているというのも影響してる。
実家の味が基準になるってこと、あるじゃないですか。カレーとか味噌汁とか。それと同じことだと思うのです。

慣れてることは、それ自体に価値がある。
古い電化製品を使い続けている人を見ると、「今のはもっと便利だよ」とついアドバイスしたくなっちゃうけれど、その人にとっては慣れてることこそが価値であって、それが選ぶ理由になる。

最初に出会って、そして慣れ親しんでゆくもの。
それって自分の意思よりも運命で決まってしまうことが多いけれど、そんな巡り合わせを理由にしてもいい。

理屈でより良いものを選ぶよりも、慣れてるものも大切にね。

ウチヤマ ケンイチ