平成30年6月30日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

優しい人、というのが世の中にはいるわけです。
そういう人を見ると、ほんと素敵だなぁと思う。

いや、素敵という表現は適切でない気もする。
偉いという表現もどこか違うし、かっこいいもなんだか違う。すごい。もしっくりこないなぁ。

なんだか形容することもむつかしい、不思議で、尊い存在に見えるのです。

世の中って悪い人はそんなにいない。だから、優しさも親切も、結構ありふれている。
けれどよく見る優しさは、どこか常識に合わせて振る舞ってることだったり、世間の目を気にした結果だったりするところがあるのかなって。

優しい人というのはそういう振る舞いとは別物で、いそうで、実はそんなにいないと思うのです。

そういう人に憧れるなぁ。
いや、憧れるという言い方もどこか違和感がある。なんだか厚かましい感じがする。
仕事ができる人とか、料理が上手い人とか、そういう人に憧れる、というのはしっくりくるのにね。

優しい人になりたいということのどこか変なのかというと、たぶん優しい人って本来は誰にでもできるはずだから。そして、今すぐにでもできる。
だから憧れてるくらいならさっさとそうなればいいじゃんという、そんな違和感だと思うのですよね。

スキルも練習もいらないけれど、それでも優しい人になるのはむつかしい。
今すぐにでもできるというのに、僕はなんだか一生、そういう人にはなれない気がするわ。

ウチヤマ ケンイチ