平成30年11月23日に考えたこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

明日は月に1度の書体デザインの講評の日です。

春から受けている講義も、もう8回目。
相変わらずデザインの進みは順調とは言えないのですが、それでも受講前の自分とは比べられないくらい知識もつきました。

前回の講評は散々な結果でした。

でも実は講評を受けるまで、持ち込んだ作品はそれなりに仕上がったと思っていたんです。
ようはデザインが下手なだけでなく、良し悪しの判別すらできなかったんです。

ちなみにいまその時のデザインをいま見ると、これがもう目も当てられないくらいひどい。
たった1ヶ月前にはそのひどさを自覚できていなかったというのが、なんとも信じられないほどです。

そして今日も、明日持ち込むデザインの準備をしてました。

1ヶ月前の作品と比べたら随分とマシになったと思っているのですが、でもこれってまさに前回と同じ状況。
きっと明日の講義を終えたら、また全く違って見えるのでしょう。

こんなふうに見る目がついていく変化は本当に楽しいし、少し前の自分を否定し続けることの連続はしんどくもあります。

仕事ではちょうど、今年の春に入った新人さん向けにUXデザインの講義をしているんです。
毎年のことですが新人の成長スピードってものすごくて、実に頼もしい。

書体デザインの分野では、逆に僕が新人です。
この歳になって新しいことを学べるというのは、実にありがたいなと思うのでした。

ウチヤマ ケンイチ