平成31年1月22日に考えたこと

ウイスキーは飲まないけど、ハイボールは飲む。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

サントリーの白角というウイスキーが販売を中止するらしい。
ウイスキーの原酒が不足ているので、銘柄を絞らないと生産が追いつかないんだとか。

15年ほど前、僕がまだ学生だった頃。とある企業で受けたインターンシップの課題が、「いかにしてウイスキーを売るか」を考えるものでした。
当時は、ウイスキーは年配の、しかも男性が飲むものというイメージが強くて、なかなかウイスキーが売れなかったのです。

それが今ではハイボールが大人気となり、ハイボールはウイスキーのソーダ割りだから、それで生産を止めなきゃならないほどまでになった。
人の味覚が変わったのか。世の中なにが起こるか分からないものです。

ハイボールという飲み方のおかげで、ウイスキーは飲まれるようになったと思うのです。
周りを見てもハイボールを飲んでる人はたくさんいても、ロックや水割りでウイスキーを飲んでる人はほとんど見たことがありません。

あとハイボールという名前ではなくウイスキーのソーダ割りと呼んでいたら、ここまでは広まらなかった気がする。
そういえばハイボールは太りにくいらしいんですよね。それも人気の理由になってる。

今の世の中って食べ物も、家でも、モノでも、なんでも品質はそれなりに高い。
そんな中で、選ぶ理由やきっかけ次第でスタンダードは変わるものです。

めぐり合わせと見せ方と、タイミングって重要だな。

ウチヤマ ケンイチ