平成31年1月30日に考えたこと

なんとかやっていくには、先人の知恵が必要さ。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

30年前に書かれた、ゲームデザイナー入門という記事を読みました。
書いたのはドラクエを生みの親である堀井雄二さんです。

驚いたのは、そこに書かれていた必要なスキルの話も、役割分担の話も、コミュニケーションの話も、進め方の話も、もう全部ウェブデザインのそれにとても似ていたんです。

今となってはゲームをつくることもウェブをつくることも似ている点が多いってことはなんとくなく知っています。
驚いたのはそこではなくて、もうそういうことが30年前に事細かに書かれていたということ。

僕が5年ほど前に、ウェブデザイナーの人たちとまとめた内容とだいぶ重なっていた。
もちろん細かなところの違いはあるわけですが、先人の知恵というのはジャンルが違えど無関係ではないんだなと。

テレビゲームが一般家庭にやってきたのは30年以上前のこと。
それに比べてウェブが一般的になったのはそれから10年くらい遅いわけですが、今となっては制作に携わる人数はきっとウェブの方がずっと多いはず。
新しいジャンルに取り組むときこそ、その周辺の知識からヒントを得ることが大切なんですよね。今回のゲームデザインのように。

今後も世の中の変化は大きくなっていくと思うのです。そういうときでもなんとかやっていくには、先人の知恵が必要になる。
なんだか、いろんなジャンルの古典に触れたくなりました。先人の知恵はすごいよ。

ウチヤマ ケンイチ