平成31年2月26日に考えたこと

分からないことを人に聞くタイミングは、実にむつかしい。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

分からないことを人に聞く。そのタイミングというのは、実にむつかしい。

自分でなにも調べずにいきなり聞いて、もしそれが簡単なことだったら、それくらい自分で調べなよ、となってしまう。
逆に、自力では解決できないようなことを延々と調べた挙句、知ってる人に聞いたら一瞬で解決してしまうような、そんなこともある。

仕事なんかだと、このどっちをやっても怒られてしまうもの。
だから自力で調べつつ、適切なタイミングで周りの人に相談する必要がある。むつかしいものです。

経験を積めば、この質問のタイミングもそれなりにうまくなると思うのです。
これはきっと自力では解決できないなと、なんとなくの雰囲気が掴めるようになる。

それは身の程が分かってくるということを意味しているような気もして、若い頃はなんでもできると信じてたのに比べると、それはそれで寂しい気もするのです。

ちなみに仕事でも趣味でも、新しいことを始めると知らないことがたくさん出てきます。
僕なんかは去年から書体デザインを始めたのですが、分からないことだらけです。

この歳になると、分からないことを教えてくれるのはひと回りも若い人だったりします。
だから、なおのこと質問を上手にやらないと、相手も困ってしまう。

歳をとると人に教えてもらうというのは、むつかしくなってゆくものだなぁ。
それでも聞かなくなってしまったら、おしまいよね。

ウチヤマ ケンイチ