平成31年4月26日に考えたこと

まったく違うものが似てしまうことってある。

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

友だちがつくった曲の中に、波の音がサンプリングされていたんです。
それで、「これは本物か、それとも小豆をザルの上で傾けた音か」と他の友だちと話してました。
どんなに神経を集中させても、それがホントの波の音かどうかが分からない。人の感覚ってあてにならない。

世の中には似たような音というのがいくつもあって、ザルの上の小豆を傾ければ波の音が出るし、揚げ物をしてる音は強い雨音に聞こえる。
風の音を出すために作った大きな鉛筆削りみたいな機械もあるわけで。

それにしてもまったく違う物の音が同じように聞こえるなんて、なんとも不思議なものです。
他人の空似って言葉があるけれど、まったく違うものが似てしまうことってあるんですよね。それにしても、そもそも似ているって状態はどういうことなんだろう。

たとえば、人と人が似てるというとき。
目とか鼻とか口とかパーツが似てることもあれば、なんだかよく分からないんだけれど全体の雰囲気が似てることもある。
むしろそれを判定できるのは人よりもAIの方が得意なのかもしれない。人の感覚だと、人によって似てると思う人も思わない人もいるしね。

そういえば、これまで何度か誰かに似てると言われたことがあります。
俳優の田中要次さんとか、フリーザの声とか、TUBEの前田さんの歌声とか。

みんな赤の他人なのにね。どこが似てるのか、もっとちゃんと知りたいわ。

ウチヤマ ケンイチ