令和元年5月28日に考えたこと
批判的で挑発的
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
10年くらい前に書いていた自分のブログを初めて読み返してみたんです。
そしたらこれは自分が書いたのかと思うくらいに、今とは違った内容だったのです。
全体的に批判的で挑発的。どんなこともズバリと言い切っていて、なんだか今の僕はそんなこと書かないというか、いや書けないというか。
自分では気付かなかったのですが、こんなふうに変わっているなんて。
当時は社会人になったばかりで、だんだんと経験や知識が増えてきたところ。
自信が出てきたというか、とにかく自己主張がしたかったんだと思います。ただ周りのことは見えていなかった。
思い返せばそれはたぶん33歳くらいまで続いて、そこからまた変わっていったように思えます。
性格が変わったというよりも、状況が変わったと言う方が適切かもしれない。
経験をもっと重ねていくと、今度は逆に自分の意見が間違っている可能性はいくらでもあることを知るわけです。
そうなると軽々しく批判的なことを言えなくなる。
それは視界が広くなったとも言えるし、同時に歯切れが悪くなり、力強さを失ったとも言える。デザイナーとしての強さはどうだろう。
若手の頃と違い、年次が高くなった人が発する批判的な意見は攻撃性も持ってしまう。
だから慎重にならなければなりませんが、でも10年前の自信とか怒りとか、あと力強さみたいなもの。もう一度思い出したいなと、そうも思ったのでした。
ウチヤマ ケンイチ