令和元年6月21日に考えたこと

優しい人

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

子どもの頃の方がよっぽど人に対して気遣いができていたと思うのです。
気遣いというか、人に優しかった気がする。

たぶん高校生くらいまででしょうか。
困ってる人がいたら手を貸さなきゃと思ったし、人の気持ちも敏感に察していたと思うのです。

いま思えばそれは勘違いだったのかもしれない。実は相手はそこまで困っていなかったかもしれない。
でもそういう気持ちはあったのでした。

大学から社会人といわゆる大人になるにつれて、素直な気遣いができなくなっていったと思うのです。

たとえば、困ってる人がいたとしても、状況をみる、度合いをみる。そもそもなぜそういう事態なったのかなんて、理由を考えてしまう。
そしてそれが自業自得であれば、ただ納得して終わったりする。もし心が動いたときも、それが他人ならば声を掛けることは可笑しいかなんて考えて、それで見過ごしてしまったり。

理由はとにかく、気持ちも行動も子どもの頃の方が優しかった。

理屈で考えれば、自業自得で困ってる人なんか助けなくてもいいのかもしれないし、貸したところで良いことなんてないかもしれない。
ただ子どもの頃の行動ってすべてがシンプルだった気がする。シンプルに動けば、優しくもなるし、逆に酷くも、残酷にもなり得る。どっちもあるんだよね。

大人になるにつれ、得たものと失ったものがあるんでしょう。
それでも、優しい人っていいよな。やっぱり。

ウチヤマ ケンイチ