令和元年7月12日に考えたこと

芸術を楽しむ

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

美術館の購入を考え始めてから、その美術館にかつて展示されていた芸術家のことも勉強し始めました。

それにしても芸術はむつかしい。デザインと芸術、アートはよく混同されるのですが、まったく違うものなんです。
デザインの方は仕事にしているくらいだから馴染みがあるのですが、一方でアートはどうかというと全然分からない。

デザインには解決したい問題と明確な目的があるから理屈で良し悪しが判断できるのです。一方で、アートというのはどこか分かりづらい。
それでも憧れだけはずっとあって、高校時代にはニューヨークに現代アートを学びに行きたいと考えたことがあったし、絵だってしょっちゅう描いてました。

芸術がむつかしいというのは、もしかしたらおかしな表現なのかもしれません。アートというのは感じるものだ、というのはよく聞く言葉です。
それでも、どうしても左脳で考えてしまう僕は、解説と作品を行き来しながらそのすごさを理解しようとしています。

芸術を楽しむためには、知識とか経験というのは取っ掛かりになると思うのです。
実際のところ、その人の生い立ちや作品の知識が触れるにつれてなんとなく良さが分かってくる。

でも最終的には、理屈抜きに感じられるようになったほうが幸せだと思うのです。知識や経験で楽しんでる状態って、どこか嘘っぽい。
きっと説明しようとか、理解しようとしてるところがいかんのだな。

ウチヤマ ケンイチ