令和元年7月22日に考えたこと

人を雇うこと

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

企業が不祥事を起こすと、社長が出てきて会見をする。
社長というのは会社を引っ張りつつ、同時に責任を問われる立場にある。

僕も同じく社長をやっているわけですが、社員がいなければ随分と気楽なものです。
担当するサービスやデザインの品質に対しては責任を持っているつもりでも、人に対して責任を持つことは途端に意味合いが変わってくる。

社長だけじゃなくて、親やリーダーもそう。自己責任とせず、仲間の責任を連帯で追う立場の人はたくさんいる。
僕もこれまでいろんな人に責任を負ってもらってきたわけで、ひとりで仕事をするのも気楽でいいのですがそろそろなにか考えなくてはとも思うのです。
年次が高くなるというのは、たぶんそういうこと。

責任を負うために人を採用するというのはおかしな話。
仲間の協力が必要だからどうかひとつ力を貸してくれと、そんな動機があるからこそ仲間を集めるのが正しい順番だと思うのです。

そうなると、自分の力ではどうにもできない大きさのことに興味を向けることになる。
でも考えてみれば、これまでの仕事でも大人数での作業はやってきました。それはあくまでプロジェクト内の繋がりとして。

それと人を雇うことの違いは、きっと仕事だけでなくその人の人生にも責任を負うかどうかだと思うのです。
はたして自分にできるのか。それでも自分がしてもらってきたことを誰かに返したいとも思うのです。

ウチヤマ ケンイチ