令和元年9月12日に考えたこと

感情が分かる

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今日、ZOZOの前澤さんの会見を見ていました。
2時間ほどの会見。終始穏やかに受け答えをしていて、なんだか素敵な会見だなって。
社員のことを聞かれて言葉に詰まる場面とか、ぐっときた。

ところが、最後の最後の質問で「あれちょっと怒ってるのかな」という感じがしたのです。
それまでと雰囲気が違くて、ネットを見ると同じように感じた人は結構いたみたい。

ちょっとした言い回しや声のトーン、顔の表情なんかで、相手が怒っているのが分かる。その感覚って面白いと思うのです。

いや。実際には怒っていたのかは分からないんですけどね。
よく人と話しているときでも、相手が怒ってるのかと思ったらおなかがすいてるだけだったり、逆ににこやかにしてるのに腹の中は違っていたりすることもある。
だから真実は分からないんだけれど、少なくとも相手の変化を読み取ろうとする能力は人に備わってるわけです。

もし相手のことを100パーセント理解することこそ正解ならば、そんなまどろっこしい曖昧な感覚じゃなくて、相手の感情をずばり把握できるように進化したと思うのです。
それなのに、神様は人間のことをそうはつくらなかったし、人間もそのように進化していない。

ときには感情を隠したり、ときに都合よく相手の感情を解釈したり。
きっとそれは、必要だからこそ人間に残ってる感覚なんだろうと、ふとそんなことを思ったのでした。

ウチヤマ ケンイチ