令和元年9月13日に考えたこと

お客様気分

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

最近、勉強会をやっていて思うのですが、場を良くするには運営側の力だけではどうにも足らないのです。
聴講者側に依存する部分って、どうしても大きい。

たとえば、登壇者が話しているときにうなづいてくれるとか、質問を投げかけたときに反応をするとか。
それがあるのとないのとでは場の雰囲気って全然変わってくるもの。

僕自身も反応があった方がやりやすいし、他の人の発表を見ていても「この雰囲気は随分とやりにくそうだな」と、そう思うことがよくあります。

これは聴講者の性格も影響するのですが、それより何より一緒にその場を作ろうとする協力する気持ちがあるかどうかによると思うのです。
聴講者側がお客様気分になってしまっていると、どうしてもすべての責任を講師や登壇者、事務局側に委ねてしまう。

よい聴講者というのは自らも場作りに参加する。
雰囲気を良くするための役割を担おうとするんですよね。それが意識的であれ、無意識であれ。

そしてそれは結局は自分に返ってくる。
勉強会や講義、ワークショップなんかに参加して、得られるものが多いのはやっぱり協力的な人なんですよね。

書体デザインとか、ゴルフとか。僕が教わる側になることも多いわけですが、はたして良い生徒になれているでしょうか。
そう考えてみると、随分と事務局側に頼っていた部分があったなぁ。

お客様気分だと、結局は自分が損するのよね。

ウチヤマ ケンイチ