ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

なにか問題が起こっているとき、その原因が分かると意外とそれだけで安心してしまったりするものです。

たとえば、身体が不調なとき。
その原因が分かってしまえば、多少痛かろうが、辛かろうが、我慢できたりする。

あとは仕事がうまくいかないとき。
自分のせいなのか、他人のせいなんか。あとスキルの問題なのか、意識の問題なのか。
それらが分かると、妙に安心してしまったりする。

それって、いざとなればいつでも解決できるという見通しが、気持ちを軽くしていると思うのです。
実際には問題が残ってる。でも気持ちは楽になってるから、問題の半分は解決していたり。ブラックボックスというのは不安なものです。

ではそこで、きちんと問題を解消していくとどうだろう。当然問題はなくなって、今よりもっとコンディションは良くなるはずです。

ただ、原因を解消するという行為自体が、簡単なこともあれば、努力が必要なこともあるわけです。
原因が分かってもすぐに解決しないのって、解決する面倒臭さがハードルになってるんですよね。

僕も解決せずにほったらかしにしてる問題がたくさんあります。
分析は好きだから原因までは分かっていることが多かったりするけれど、結局その問題に取り組むのは億劫だったり。

気づいているのに放置してると、それはそれで心に溜まってしまって荷物になる。
気持ちや時間の使いどころってむつかしいもんだなぁ。

ウチヤマ ケンイチ