令和元年11月1日に考えたこと

教会をオフィスにする

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

僕は物件を見るのが好きで、今のビルを見つけた後もずっと物件探しをしています。

そしたら先日、教会が売りに出ていたんです。初めて見ました。
僕は無宗教なので教会だった建物を引き継ぐのは相応しくない気もしますが、とりあえずこの週末に見に行く予定です。

美術館にしても、教会にしても、なにか特別な役割を与えられた場所や建物って惹かれるんですよね。
本来なら、特別な用途でつくられた建物を仕事場として使うことは、機能的にはマイナスなはずなのに。
でもそれは、機能がすべてではないという、そういうことなんだとも思うのです。

服にしても、食べ物にしても、人って機能面だけでは選んでない。いやむしろ、それ以外の要素が大きい。
その理由は僕には分からないのですが、ひとつ挙げるとすれば制約がある方がアイデアを豊かにしてくれる、というのはあると思うのです。
効率が良くなり過ぎた現代に対するアンチテーゼ、とも言える。

そこが美術館だろうが、教会だろうが、なんなら洞窟だって構わないのですが、大抵の場所は電気を通して、エアコンをつけて、ネットも繋げることもできる。だから普通に快適なんですよね。

便利さはどこかで限界が来る。
高度に効率化が進むと無駄に思えることを楽しんだり、変わったことをしたくなるのが人間な気がします。

でもそれは、どんな場所でも快適に過ごせるインフラ技術のおかげなんだよな。

ウチヤマ ケンイチ