令和元年11月19日に考えたこと

人と違うことをやる

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
デザインをしていると、つい個性を出したくなることがあります。

多くのデザイナーや作家もそうだと思うのですが、物をつくるということはある意味で自己表現も含んでる。

と言いつつ僕は、日頃デザインをするときはできるだけ個性を出さないように気を付けています。
UIデザインというのは、意識せずに使えることが正義。
そのためには、奇抜さもオリジナリティもできるだけなくして、いわゆる「ありふれたデザイン」にした方が上手くいくことが多いのです。

一方で、株式投資をやっていて思うのは、人と同じことをやってるとなかなか上手くいかないということ。
株価はいわゆる相場で決まるわけですが、人気がある株は値上がりするし、人気のない株が値下がりする。
つまりは、みんなの意見に合わせているとどうしても勝ちにくい構造になってるわけです。

この話、たぶんデザインの方が他の多くのことからずれていると思うのです。
大抵の物事は、人と違うことをやった方が希少価値が生まれて価値は高まるんだと思う。

でもよくよく考えてみると、デザインにも個性を出すべき箇所があったりする。
それは相場の範囲内で行っているから分かりづらいんだけれど、似たようなものでも、やっぱり良いデザインというのは他とは似て非なるものなんだよね。

ありふれたデザインの中にも、このデザインはなんだかすごいという、そんな個性を出したいのです。

ウチヤマ ケンイチ