令和元年12月21日に考えたこと

「普通の人」なんていない

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

人によって価値観というのはバラバラで、考え方も行動パターンも人ぞれぞれ。

デザインをするとき、デザイナーは使う人の気持ちになって考えるわけですが、でも想像だけでは限界があるのです。
だから僕は直接、人に確認するようにしています。そして相手が自分とは異なる意見だったら、相手の意見を事実のままに受け止めるのです。

相手の意見を否定したとしても、デザインという面では解決にならない。
なぜこのボタンを押してくれないのかとか、なぜこの文章を読み飛ばしてしまうのかとか、そう嘆いたとしても、どうしようもないのです。

ボタンを押して欲しいなら、押したくなるようなデザインになるように努力をする。
文章を読んで欲しいなら、そうしてもらえるように頑張る。デザイナーができることはそこまでなのです。

仕事でいろいろな人がいることを知るにつれ、「普通の人」なんていないということに気づきました。
みんなそれぞれに個性があって、同じ人はいない。普通の人という実は存在しない人物と比較するならば、みんながみんな変わった人だし、変な人だったりするわけです。

そういう考えを持つようになってからは、人と共感できたり、価値観が似ているというだけで、もう涙が出るほどに嬉しいのです。
答えは1つだと思っていた頃は、共感なんて当たり前と思っていたけれど。

今は共感できることがとっても尊い。そう、尊いんだよ。

ウチヤマ ケンイチ