令和2年1月15日に考えたこと

もっと相手の興味を意識しよう

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今日は通ってる絵画教室で美術史の講義を受けてきました。
原始美術に始まり、中世の宗教画から現代美術までに至るまでの大きな流れを教わりました。

美術史を追うと、例えば写実から抽象のようなそんな表現の流れがある。
そしてその中で、自分の好きなバランスを見つけるというのが美術に触れる上でおすすめなんだそうです。

好きな時代を見つけるとそこに繋がる前後の時代にも興味が湧くから、結果、美術の流れ全体を理解しやすいんじゃないかって。

この話、すごくよく分かる。好みや価値観は人それぞれだから、いきなり全てに興味を持つのはむつかしいし、また必要もないと思うのです。
好きなものをきっかけに、その前後や対極にあるものを学んでいく。そっちの方が自然だし、合理的なんですよね。

そういえば、自分が講義をする側に立ったとき、相手の興味あるところを起点にすることはあまり意識してきませんでした。
それよりも「この順番で学んだ方が効率がいい」と、そんなこちらが用意した答えに沿って話を進めてしまっていた気がします。

たぶん美術史にも効率的に学べる順番というのがあると思うんです。
だからといって僕自身、その順番でしか学べなかったら興味が持てなくなるかもしれない。それは結果的には効率が良いとは言い難い。

今後のデザインやロジカルシンキングの講座は、もっと相手の興味を意識しよう。そう思ったのでした。

ウチヤマ ケンイチ