令和2年2月3日に考えたこと
僕のデザインに対するスタンスはよこしま
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
基本的に僕は仕事が好きなのですが、その中でも特に楽しいと感じる瞬間があります。
ひとつは、顧客に課題や困っていることをヒアリングしているとき。
次に、その課題を解決できるデザインを考えているとき。最後に、そのデザインを顧客に提案しているとき。
他にもスケジュールを組んだり、体制を考えたりと、実際にデザインができあがる瞬間も楽しい。
でも最初に思い浮かぶのは、「何ためにデザインが必要なのかを聞いて、そして自分の案が受け入れてもらえるまで」のプロセスなんです。
それは純粋にデザインが好きなのでは、というと実はそうでもない。
一番楽しい瞬間はデザインをする行為そのものというよりも、顧客から信頼してもらってデザインを受け入れてもらえる瞬間にあるのです。
これはもう学生時代から変わっていない気がする。きっと僕の深いところにある欲求なのでしょう。
だからこそ、自由にデザインができる環境だったり、制約のない環境は退屈だったりする。
純粋にデザインが好きなデザイナーであれば、わざわざ顧客を説得するのは面倒だし、思いっきり自由にデザインできる環境を喜ぶと思うのです。
僕の場合は説得や説明も含めて、デザインを認めてもらえる瞬間が楽しい。
そう考えると僕のデザインに対するスタンスはよこしまなのかもしれません。
ただただ創作が好きだという人が輝いて見える。僕はビジネス向きだな。
ウチヤマ ケンイチ