令和2年2月19日に考えたこと

髭を剃る時間は無駄なのか

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

毎日、髭を剃る。
1回あたり数分、それをもう30年近くやってるのです。

ふと思ったのですが、この時間を積み上げれば結構なことができるんじゃないかって。
30年分積み上げれば、言語の1つや2つ習得できていたのでは。

髭を剃る時間は無駄。なんだか美容クリニックの広告とかにありそうな切り口です。

いや、本当に髭を剃る時間は無駄なのか。
真面目に考えると、この髭剃りの時間はそれはそれで大切な気もするのです。

髭剃りなんてもう慣れたもの。だから剃ってる最中は他のことを考えてるわけです。
無駄に時間を取られているようで、実際には「ちょっとした思考の時間」になってるのかもしれない。

髭剃りもそうだし、あと家の掃除とか、車の運転なんかも同じ気がする。
どれも効率を考えたら、ハウスキーパーさんに頼んだり、タクシーに乗ったりした方が良さそうなもの。
だけれど、散歩をしているときにアイデアが思い浮かぶように、実は日常生活の中でこそ頭がリセットされるというのはあるのよね。

ちょうど良い気分転換になったり、暮らしにリズムを生んだり、なにより小さな達成感がある。
効率重視で何もかも捉えてしまうと、実は見えていなかった何かが一緒にスルリとこぼれてしまうかもしれない。

ということでこれからも毎日、忙しくても数分かけて自分で髭を剃るのです。
髭をジョリジョリしながら、自分の人生について考えるのだ。

ウチヤマ ケンイチ