令和2年5月13日に考えたこと

人は信じやすくて、思い込みやすい

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

Twitterを見ていたら、昨日の5月11日に大地震がくるという、そんな噂を目にしました。
なんの話かと調べてみると、イルミナティカードというカードゲームが様々な未来を予言してるという話なんです。
SNSには根拠となる解釈やコメントがたくさん書かれていて、他にも地震雲の目撃情報なんかも出てきました。

すごいなと思ったのは、コメントや記事を読み進めるうちに、本当に5月11日に大地震がくるんじゃないかと思えてきたこと。
それも確信というか、これだけ理由が揃ってるならこない方がおかしい、とまで思えてきたのです。

実際にはたしかに地震はあったのですが、噂されていたような都心が壊滅するほどの大地震ではありませんでした。

デマや洗脳というのは、こうやって起こるんだなと思ったのです。刺激的な情報で、しかも偏った情報というのは実に怖い。
今回の話はそれが本当の話だったのか答えが出るわけですが、現実には事実じゃないことが事実としてそのまま認識されていることは多いと思うのです。

たとえば、「あなたの仕事のやり方は間違ってる」とか「このプロジェクトはうまくいかない」みたいなこと。
その理由が攻撃的で、偏っているほどに信じられてしまう。しかも間違った解釈を重ねていけば、どんどん事実も歪んでく。

人は信じやすくて、思い込みやすい。そんな前提の上で、物事を考えないとならないわな。

ウチヤマ ケンイチ