令和2年5月27日に考えたこと

ただ早ければ良いってものでもないのよ

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

仕事が早いというのは一見良いことのように思えるけれど、実はそうとは言えない場合もあると思うのです。

例えば、「来週までにやって欲しい」と頼んでいた仕事が翌日に終えられたとき。
一週間掛かると思っていたことが一日で終わったならそれは素晴らしいように思えるけれど、ではベストかというとそうでもない。

理由の一つは、見立てと実働がかなりズレているということ。
来週までで良かったのにも関わらず翌日に終わったということは、その間に他のもっと優先順位が高い仕事に着手できたということになる。
その仕事だけ見れば早く終わって素晴らしくても、仕事全体で考えるならもっと最適な段取りがあったかもしれません。

もう一つ、お願いした内容で翌日に終えられるくらい仕事が速いならば、納期の翌週まで良いのでもっと大きな仕事をして欲しかったかもしれない。
依頼した側からすれば、早く終えたその仕事も予定の来週まではその納品物を使わないかもしれない。

くどくどと書いたけれど、自分の仕事のスピードを理解した上で、相手と期待値を調整するのは大切だと思うのです。

感覚的には、「今週中にお願いしていた仕事」が金曜日の午前中に用意してくれたら、「ちょうどよい仕事の早さ」と感じるかな。
最近こう思った出来事があったわけじゃないのですが、ふとそんなことを考えたのでした。ただ早ければ良いってものでもないのよ。

ウチヤマ ケンイチ