令和2年6月8日に考えたこと

自分が世話をしなくちゃならない目の前の存在

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

近所のホームセンターにオカヤドカリが売ってました。
他の生き物に比べるとなんだか随分と安くて、ちょこまか動く姿も実に可愛い。

飼ってみようかと思ったのですが、調べてみたらなんとオカヤドカリは10年以上も生きるらしいのです。
これはうかつに飼い始めたらなかなか大変だぞと思い、ちゃんと考えてからにしようと思ったのでした。

それにしてもペットというのは可愛い。これって人間のどういう感情なんだろう。
種も違うし、実用的な何かをしてくれるわけでもないのに、世話をしてまでペットを飼う。人間以外の動物では基本的には見られない行動だと思うのです。

興味深いのはペットとして可愛がりつつも、同時に食べ物としても美味しく頂くということがあるということ。
鳥を可愛がりつつ鶏肉を食べる。ヤドカリだって同じようなカニやらエビであれば美味しく頂いてるわけです。

この矛盾があるからペットを飼うなとか、逆にそれらを食べるなんておかしい、とも思わない。どっちの感情も本当なんですよね。
つまりは種に対する絶対的な感情というよりも、出会い方というか、自分が世話をしなくちゃならない目の前の存在ということが大きいように思うのです。

どんな生き物でも赤ちゃんは可愛く感じるのは、弱いモノを守らなくちゃという気持ちからきていると聞いたことがあります。
そう考えると人間もなかなか捨てたもんじゃないね。

ウチヤマ ケンイチ