令和2年6月22日に考えたこと

工夫しながら暮らしている人間の姿

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今日の横浜は結構な強風。梅雨の時期だから雨が降るのは分かるけど、例年こんな嵐みたいな日もあったっけ。

そういえば以前ものすごい暴風が来た時に、多くの家ではガラス窓にガムテープが貼られてました。
そのあとそのままガムテープが貼られたままの窓を結構見かけるのです。

くっついて剥がせないのか、剥がすのが面倒なのか、次のためにあえてそのままにしてるのか。
窓は本来、光や外の景色を取り込む役割がある。ガムテープは邪魔になるわけです。見た目としてもあまりよろしくない。
それでもそのままにしてしまうというのは、すごくよく分かるんですよね。普段の暮らしの中では美しさみたいなことよりも、実用性の方が大切だったりする。

でも考え方によっては、そんな工夫をしながら暮らしている姿が可愛く感じるのです。ガムテープがなんだか可愛い。
もちろんモデルルーム的な美しさはないし、デザイン的な可愛さでもない。でもそこに人間を感じるというか、なんだろう、「暮らしてる」って感じ。

僕は常にカメラを持ち運んで、日常の何気ない写真を撮るようにしています。
テーマにしてるのは、意図的にデザインされた物ではないけれど、なんだか素敵だと感じたもの。普段そんな目線で街を眺めているから、窓に貼られたガムテームにもつい興味を持ってしまうのかも。

工夫しながら暮らしている人間の姿って、やっぱり愛らしさがあるよね。

ウチヤマ ケンイチ