令和2年7月4日に考えたこと

他の人には当たり前に見えていること

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今日から文字塾展が始まりました。
文字塾展というのは、1年間かけて書体づくりをする文字塾という勉強会の展示のことで、僕もちょうど1年前に塾生として自分が作った書体の発表をしたのでした。

僕が文字塾にいたのは1年間だけ。それでもそこからの文字に対する意識は変わったのです。
そんな変化は文字づくり以外も同じで、ゴルフにデッサン、カメラやペン字とか、ここ数年で新しく始めたことはいくつかありますが、それらの見え方も自分が始めてからは変わりました。

自分で経験することで、自分が何気なく見ていたものの本来のすごさとか、大変さが分かる。
逆に言うと、自分が経験したことのないことについては、他の人には当たり前に見えていることでも気づけないことがあると思うのです。

たとえば、僕は学生時代に学習塾で少しだけ働いた以外は、アルバイトをしませんでした。
飲食店や接客業のアルバイトをした人は僕の周りにも多いのですが、きっとその人たちは毎日飲食店やコンビニに行く中で、自分がバイトをした店側の経験も踏まえて店舗が見えていると思うのです。
まぁわざわざ意識はしないと思うのですが。

僕にはその経験がないから、お店というのは僕にとって純粋に客として行く場所であって、別の世界に見えている。
経験というのは人それぞれ違うから、見えてる世界もそれぞれに違うんだろうな。それって結構不思議よね。

ウチヤマ ケンイチ