令和2年7月23日に考えたこと

流川が高校を選んだ理由は「近いから」

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

先日、久しぶりに仕事場に友人が遊びに来て、そのときソファスペースにビアサーバーを移動しました。
結局そのまま片付けずに置きっぱなしになってしまい、おかけでそれからビールを飲む回数が増えたのです。最近はずっとハイボールにしてたのに。

人の行動なんてほんと曖昧だと思う。服なんかもこだわりがないからつい一番手前にあるやつを選んでしまって、一度着始めた服はしばらく続くのです。

基本的には、人は好きな物とか良いものを選ぶものだと思っていたのですが、実は多くのケースで「そこにあったから」というのが選ぶ理由になる現実がある。
漫画のスラムダンクで、流川が高校を選んだ理由が「近いから」っていうのは、実はあれは世の真理なんだよね。

サービスやプロダクトをデザインをするとき、頑張って良いモノを生み出そうとするわけです。そして良いモノができれば皆が選んでくれるし、喜んでくれるとも思ってる。
でも実際には、「そこにあったから」という理由で他のサービスが選ばれてしまう。逆にそれだけの理由で自分たちのサービスを選んでもらえることもある。

だからといってデザインの手を抜く理由にはならないわけですが、結局は相手に届けてなんぼなわけです。
良いデザインを生み出すのと同じくらいに、営業して売り込むことや、相手に説明することも大切なのよね。

とにかく相手に届けなくちゃ。伝えなくちゃ。

ウチヤマ ケンイチ