令和2年7月24日に考えたこと

過去の自分の判断を否定しないような行動

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

これまでの経緯は置いといて、その時点の最善策を選ぶ。これが当たり前にできる人って強い。

例えば、僕がウェブサービスのリニュアルを依頼されたときの話。
今のサービスをイチから作り直すとか、使われていない機能を大幅に削除するとか、そうやってこれまで作ったものを捨てた方が良いケースは多々あるのです。

ただ多くの人たちはなかなかそれができない。ベストの方法よりもとりあえずのベターな道を選んでしまう。
これは僕だけが最善の方法に気づいているという話ではなく、それまでの経緯が強く影響しているんだと思うのです。

僕は後からやってきた人間。なので、客観的に今の状況を分析して「そこからとれる最善策」を選ぶことができる。
ただずっとサービスに携わっていた人たちは、捨てるべきだと言われているこの機能を作るのにどれだけのコストを掛けたとか、社内の人間を動かしたとか、そんなことを考えてしまう。
そうなると、どうしても思い切った判断は躊躇してしまうわけです。

今あるものを改修して70点が取れるならば、イチから作り直して100点を取るよりも、気持ちとしてそちらを選んでしまう。
かくいう自分も投資をしているときは同じようなもので、損切りはすごく抵抗があって、どうしても過去の自分の判断を否定しないような行動を選んでしまいます。

本当はもっと合理的に、過去の判断を訂正し続けるべきなんだよね。

ウチヤマ ケンイチ