令和2年9月17日に考えたこと

相手が興味の無いことを議論すること

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

仕事の中でも最も気を張る瞬間のひとつに、相手が興味の無いことについて議論をする、というのがあります。

相手は重要だと思っていないけれど、僕は重要だと思っていること。
例えば、進め方を変えた方が良いのでは、とか。まだ表面化していないけれど、後々問題になるのでは、とか。

相手は興味が無いわけなので、まず議論の場に立ってもらえるかが第一関門。
ともすると、その話をこれ以上する必要があるんですかと呆れられてしまったりもする。
実際に相手の方が正しくて、結局問題にならないこともある。そうなると無駄な時間を使うことになり、提案することはリスクにもなりうる。

相手が興味の無いことはそのまま流してしまうのが、本当はラクなわけです。でも、それは誠実とは言えないと思うのです。
リスクを取りつつも、自分は大切だと思っていることをきちんと訴えること。これは数ある仕事の中でも、最も価値の高い仕事のひとつだと思うのです。

ちなみにこの話は逆のことも言える。今度は僕がたいして重要でないと思っていることにこだわっている人がいるとする。
そのときに、この人はポイントがズレているなとか、仕事ができないなとか、そう思ってしまうのはすごく危ない。

お互い真剣だからこそ、ぶつかったり、引っ張り込む必要も出てくる。
ヒリヒリする瞬間は大変ですが、それでこそ良い仕事ができる。好きな瞬間でもあるのです。

ウチヤマ ケンイチ