令和2年11月2日に考えたこと

バーチャルはバーチャル、現実は現実

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

外は雨。僕の仕事場は雨が降ると雨音がよく聞こえるんです。
ときどき雨音の動画を流すこともあるくらいに雨音は好き。なんだか気分が落ち着くのです。

そんな雨をさらに好きにさせたのは、「いま、会いにゆきます」という映画です。
雨の季節をテーマにしたファンタジー映画で、普段はあまり映画を観ない僕ですが、この映画はたまに観たくなるのです。

主演は竹内結子さん。映画の中では若くして亡くなってしまう役なのですが、先日のニュースでそれが現実となったと聞いて驚いています。

と言いつつ、芸能人が亡くなったというのはどうにも実感がわかない。
映画の中の話はどこかバーチャルというか現実のこととは思えなくて、もちろん情報として頭では理解できるのですが。

映画やテレビの中の世界は、ゲームや漫画の世界とさほど変わらない。だからこそ平気で誹謗中傷してしまう人がいて、社会問題にもなっていると思うのです。

誹謗中傷自体は問題だとしても、映画やテレビの世界が現実とは異なる世界として見えてしまうこと悪いことではないと思うんです。
だからこそ、映画やテレビの中に夢をみることができる。

一方でそんなヴァーチャルの世界にも関わらず、そこにコメントという形で関与しようとするからややこしくなる。
バーチャルはバーチャル、現実は現実と切り分けるには、まだまだ現代人のリテラシーが追いついてない気がします。

ウチヤマ ケンイチ