令和2年11月22日に考えたこと

もっとモチーフを観ている時間を長くする

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

今日絵画教室の先生から、「もっとモチーフを観ている時間を長くしましょう」と言われました。
長らくデッサンの練習をしていますが、そういえば初めてのアドバイスかも。

具体的にはモチーフを観てる時間が6割、描いてる時間が4割くらいにしましょうとのこと。
なんだ半々くらいかといざ描き始めてみたら、見てる時間が想像以上に長い。これまでほとんどの時間をクロッキー帳に向かって手を動かすことに使っていたのでした。

描くという作業は身体の動きも伴うからそれなりに時間が掛かる。一方で、観るという行為はほんの一瞬ちらっと見れば、その物の形や雰囲気は分かるものです。

でもちらっと見て把握した程度のイメージでは正しく描くことはできないわけです。
普段の暮らしの中で物を見るときに捉えるのは大体でいい。車の運転であれば、前から赤い車が来たな、ぶつからないように距離で走らないとな、とこの程度で済む。

でもそれと同じ観察でデッサンすることはできない。一度気がつけば当たり前なんですけどね。
今まで、本来の形を理解していない状態でそれを描こうとしてたわけか。それじゃ描けるわけがない。

そういえば仕事でデザインするとき、僕は大半の時間を考えることに使います。実際に手を動かしてデザインをしている時間は僅かです。
デッサンび観察とはまたちょっと違うかもしれませんが、でもそういうことなんだな。きっと。

ウチヤマ ケンイチ