令和2年12月25日に考えたこと
もう完全に間違ってる情報だったわけです
ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。
「今日は、自分の生まれた西暦の年と年齢を足すと、世界中の人が皆、2020になるそうです。」
こんな情報がネット上で出回ってました。最初聞いたときは思わずすごいと思ってしまいました。
ただよく考えてみると、生まれた西暦に今の年齢を足せば今年の西暦になるのは当たり前の話だし、12月26日から31日に生まれた人は足しても2019で2020にはならない。
もう完全に間違ってる情報だったわけです。
この情報を思わず信じてしまったのにはいくつか理由がありそう。
まず「2020になる」というなんとも象徴的な言い方。
2020年はオリンピックがあるはずの年だったし、コロナが流行った年。これが「今年の西暦になる」であれば、当たり前だと気付く人もいたと思うのです。
そしてもう一つの理由。それはさっきの情報には続きの文章があって、「今度、こうなるのは1000年後だそうです!!!」」と書かれてました。
これが相当に効いてる。これはそっくりそのままウソなわけですが、こういうドラマティックなことを言われちゃうと、それだけですごい情報だと思ってしまいがち。
言葉でなくビジュアルにおいても同じように騙されてしまうことはよくあって、いわゆる「錯視」と呼ばれているやつです。
言葉にしてもビジュアルにしても、人って簡単に勘違いしたり、騙されたりしちゃうんですよね。
そういうものなんだよな。
ウチヤマ ケンイチ