令和3年1月13日に考えたこと

それぞれに普通があってそれらは大きく異なる

ニッカオフィスのウチヤマケンイチです。

2020年以降に生まれた赤ちゃんは、コロナ前の「普通の世界」を見たことがないんだと思うと、なんだか不思議な気持ちになるのです。
普通の世界と書いたけれど、そんな赤ちゃんたちにとってみればコロナ渦の今の世の中の方こそが普通。コロナが収束した後の世界が、変化した世界ということになるのでしょう。

仕事でも最初に経験したこと、見たこと、人との関係というのがその人の普通になると思うのです。仕事とは、働くこととは何なんであるかの普通。
僕が会社員を辞めてフリーランスになり、さまざまな企業で働いてみて思ったのは、それぞれに普通があってそれらは大きく異なるということ。

例えば、僕が過去の経験を相手に伝えても、それが相手の普通と大きく異なるとなかなか理解してもらえません。
逆に、僕の方も相手の言っていることを理解できているとは限らない。

それぞれ常識が違うのは当たり前で、それは乗り越えれば良いと思うのですが、それよりも根深いのは新卒からずっと馴染んでいた普通や常識が強すぎると、世の中には他の普通があるということすら、ピンとこないことがあるわけです。

そこを突破するには、真剣に相手に伝えること、そして繰り返し伝えることかなと。
僕が新卒から10年間過ごしてきたリクルートという会社の普通は、たぶん優れている部分が多いと思うのです。

そのおかげで今の僕がある。ほんとありがたい。

ウチヤマケンイチ